Project1000では、工務店からマージンを乗せない価格を提示してもらい、工務店の利益は利益として別途計上する見積もりを徹底している。
このことによって、工務店がいくらで材料を仕入れているのか、いくらで職人に発注しているのかが明確になり、コストダウンを検討する際に削減できる材料や工事を見極めることができる。
Project1000の理念は、「適正価格」の家づくりであり、単に「安い家づくり」ではない。
削減を図りながらも工務店側を一方的に泣かせるような理不尽な「値切り」をせず、その利益を確保することは、全体の工事費を押し下げながらも、現場の職人たちが安心して仕事ができる環境づくりにつながっている。
「適正価格」と「高品質」が両立できる大きな理由のひとつが、このマージンを乗せない見積もりなのだ。
従来のシステムでは、工務店がすべての価格を提示し、その内訳の単価は不透明であった。