建坪5.5坪の5層のイエ 東京都北区、住宅の密集地にある7.9坪という狭小敷地に建つ 建坪がたった5.5坪のイエ。 ここに住む家族3人のための生活空間は、 狭さを感じさせない工夫が詰まった5層からなる空間です。 スキップフロアで床高に変化をつけているため、 間仕切りが無くてもたくさんの居場所ができています。 吹き抜けと螺旋階段でつながれた空間は上下へも見通しが効き、 3.7帖のリビングでさえも狭さを感じさせません。 また吹き抜けを通して光も廻り込み、家全体を明るく包み込みます。 人が広さを感じるのは単に面積だけでなく、面積と高さの両方で広さを感じます。 東京などの都心部では土地も無く建物も小さくなりがちですが、 立体的にプランを構成させることによって、少しでもゆとりある空間へとなりました。
photo by 傍島 利浩