敷地面積12.8坪の狭小敷地に建つ、1坪の光庭をもつ7層の住宅です。 敷地は木造住宅が建てづまった地域に立地しているため、 建物外周部への開口部を最小限に抑え建物の中心に光庭を配置しました。 この光庭からの採光を手掛かりに、 地下1階には納戸、1.5階にはぼんやりと明るい寝室、 3階には光が降り注ぎ、空を眺められるサニタリーと クライアントが明るさを求める順に7つの室を積層しました。 また、スキップフロアの構成とし上下左右に採光や視線の抜けを計画することで、 建坪7.2坪とは思えない空間の広がりと奥行を獲得しています。
photo by 傍島 利浩