多世代で暮らすバリアフリーの家
この住宅は都心より30分、駅より徒歩3分の位置にあります。 時代や家族の変化とともにこの家自体も変わることが求められたため、この度建替えを行いました。 この住宅には多世代の家族が住みます。 一日の大半を家で過ごす方が多いため、それぞれの領域を分け、プライベートを確保しつつも 緩やかに繋がるように中庭を介したコの字型の建物形状にしました。 また、この住宅では家族が不便なく暮らせるようにバリアフリーを設計しました。 既存の道路と敷地の高低差を解消するために全体の敷地をあげ、 緩やかな階段とスロープを設けました。 室内はエレーベーターを配置することにより全階へのアクセスも容易になりました。 将来の家族の変化を見据えて、どこでも手摺が取付可能なように下地を設けたり、 手摺を取り外せるように配慮しました。
photo by 傍島 利浩