密集住宅街に建つ大きな吹抜けのある家
敷地は中野区の住宅密集地の中にあり、クライアントのおばあさまと親世帯の家の隣で、子世帯家族4人が住まう住宅です。
東西に細長い敷地の南側には隣地建物が並び、光を取り入れにくい立地条件でしたが、隣地の建物位置と太陽の動きを入念にリサーチし、また隣地の駐車場に将来建物が建つことも視野に入れながら、限られた光を効果的に取り込めるよう窓配置を工夫しています。
1階にはクライアントの趣味であるアウトドア用品やお洋服等のための収納スペースを大きく確保し、家族がくつろぐ主な居住空間を2階に配すことで、全面道路からの視線や周囲の音から距離をおいています。
2階のLDKは、ご夫婦共に趣味のお料理を楽しめる対面型のキッチンを設け、リビングを通してバルコニーの外まで見渡すことができる大きな吹抜け空間とし、友人やお隣に住むご両親を招いてみんなで集まり楽しむ場所となりました。