工期の長さは家づくりのコストに大きく影響します。工期が長くかかると、施工費もそれだけ大きく見積もらねばなりません。クライアントによっては、工期が長いとそれだけ現在の住まいの賃料が長く発生します。建築家が携わる自由設計の家づくりでは、設計開始から竣工まで、1年を超えてしまうケースもたびたびあります。
　建築家+施工会社のチームは、どんなにデザインの自由度が高くても、工期を圧迫するような計画はしません。また、数多くのデザインバリエーションで、工事を合理化する方法を事前に準備しています。結果、プロジェクト1000ではおおむね、設計契約から竣工まで、期間は10ヶ月でおさまっているのです。